目的

今回はOSI基本参照モデルの各層で利用されるネットワーク機器について紹介します。OSI基本参照モデルは覚えることが多いのですが、各層とネットワーク機器をそれぞれ関連付けながら覚えると頭に定着しやすくなります。
また、ここに出てくるネットワーク機器は今後も出てくるのでここでざっくりとでも概要を頭に入れておいてください。

イーサネットの通信について理解しておくとこの記事の内容もスムーズに理解しやすくなります。
*イーサネットの記事はこちら「https://lovelabengineer.com/2026/08/26/イーサネット(ethernet)について_osi基本参照モデル第1/

ネットワーク機器

リピータ、ハブ

リピータとハブは第1層「物理層」で使われるネットワーク機器です。基本的にケーブルを流れる電気信号はノイズが入っていたり、減衰したりしているのですがこの2つはその電気信号を増幅・再生します。リピータはインタフェース(接続口)が2つで、ハブは多数あります。

また、データを受信すると、他の全ポートに送信します。半二重通信なので同時にデータを送信するとコリジョンが発生します。
そのため現在のLAN通信ではほとんど使われず、後述する「スイッチ」を主に使用します。

ブリッジ、スイッチ

ブリッジとスイッチは第2層「データリンク層」で使用されるネットワーク機器です。信号を組み立てたフレームにある「宛先MACアドレス」を見てフレームを宛先のインタフェースに送信します。
つまりリピータやハブと違い、特定の相手にのみ送ります。

ブリッジはインタフェースは2つで、スイッチは多数あります。
私も実務ではLAN上の通信には基本的にスイッチを使用します。なぜなら実際のお客さんの環境などでは何台もサーバやPCなど機器が存在するので多くの接続口を持つスイッチの方が適任だからです。

各インタフェースが独立しているため、全二重通信です。そのためコリジョンも発生しません。

ルータ

ルータは第3層の「ネットワーク層」で使用されるネットワーク機器です。別々のネットワーク同士を接続するために使用するため、ネットワークの境界線上に位置します。

例えば、社内のネットワークから外部ネットワークに接続してWebページを見たいときに使用します。
そのためルータはスイッチに接続して、スイッチに接続された全ての機器が外部ネットワークと接続できるようにします。

ブリッジやスイッチでは信号をフレームとして認識していましたが、ルータは「パケット」として認識しています。このパケットに「宛先IPアドレス」があるため、それによりパケットの送信先を識別しています。
*IPアドレスとは「ネットワーク上の住所」のようなものです。

まとめ

各ネットワーク機器の特徴と各層を紐付けて覚えておくと記憶の定着も良くなります。特にスイッチとルータは実務でも頻出です。

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